いろいろと医療保険のことを調べていくと、医療保険って本当に必要なのかな？という疑問にぶち当たる時があると思います（笑）
本当のところ、実際はどうなのでしょうか？

医療保険は不用である

ある程度生活に余裕があり、将来に備えた貯蓄もしっかりとしているのであれば、医療保険を掛ける必要はないのかなと私は思います。

一生に何度入院するでしょうか？例え入院・手術して数十万円かかったとしても、高額療養費制度があるので月に9万円以上払わなくてもいい場合がほとんどです。会社員であれば健康保険組合から補助も出るので2.3万円／月ぐらいで済んでしまいます。
また高齢になれば負担額がさらに低減され月9万円→4万円ぐらいで済んでしまいます。

よく、差額ベッド代がかかるから多めに備えていた方がいいと言う人もいますが、医療保険の必要保険額の目安でも書いたように、自分から希望しない限り差額ベット代はかからないのが基本です。
ただそうは言っても差額ベット代が出てしまった場合は、高額療養費制度では賄えませんので、9万円以上かかってしまいます。それをどう備えるか？貯金で備えるか？保険で備えるか？

例えば入院日額5000円（60日間）、手術給付金10万円のプランに35歳の男性が80歳まで加入した場合、総額で189万6000円になります。
1回の入院で60日間きっちり入院したとしてももらえる保険料は30万円。手術をすれば10万円。ですが、今の医療の状況では60日間入院していなければいけないような病気やケガの方が少ないですよね。病院は患者を長く入院させたくないので、入院日数は減る一方ですし。

仮に60日入院したとして、30万円＋10万円＝40万円。これを5回以上繰り返さない限り保険料は払い損になってしまいます。

自分で備えられない人には医療保険は必要

以上の計算のように、保険は掛け捨てで損になるケースがほとんどですので、いざというときの保険を自分で預貯金で備えられる人はあまり必要性を感じられないと思います。
ですが、世の中自己管理の出来てる人ばかりではないのが現状のようですね。だからみんな医療保険に入るのだと思います（笑）

先進医療特約は備えておいた方が良い

ただ、ガン家系だったり成人病での病気が多い家系だったとしたら医療保険は備えた方が良いと思います。ガンは入退院を繰り返す可能性が大きいですし、先進医療特約をつけていれば、健康保険ではカバーできない高額の重粒子線治療（ガンに対する放射線治療の一種）なども受けられます。
先進医療特約は本契約に100円前後で上乗せが出来るのでお手ごろですしね。

お金持ちの人はお金のあるうちに全期前納払い

現在は収入も多いし貯金もある。だから医療保険はいらないよ。という人も、将来どうなるかわからないというリスクはありますよね。会社が倒産したりリストラされる可能性もある。なので、現在たっぷりお金がある人は保険料を全期前納払い（一括払い）にしてしまうのも手だと思います。

終身医療保険を一括払いしてしまえば後はもう安心。全期前納払いだったら一時払いに比べて途中解約が出来るし生命保険料控除も毎年受けられるのでおすすめです^^。
■保険料は一括払いが得か、全納払いが得か？

管理人の場合はどうなのか？

入院手術経験のある私の場合、入院手術にかかった費用よりも多くの保険金を頂きました。差額ベット代もかからなかったし、入院するに当たって用意するものもたいしたお金がかからないので、完全なる黒字です。
なので、頑張ったご褒美にブランドバックを買いました（笑）
他にも保険金で家族旅行したとかそんな話よく聞きますよね。いざと言う時の保険で贅沢をするなんてなんだか変だなあと思います。

ただ、精神的な安心はありましたね。その後の治療は保険金で賄えたので安心して治療できました。
こんな経験から、私は医療保険は入り続けようと考えています。ただし、保障額は多くは要りません。今は事情があって、特約なんかもつけてますが、将来は最低レベルの保障でいいのかなと思っています。掛け金2000円以内だったら一生払い続けられそうですしね^^